2023.01.29 富山地方鉄道10030形 4両救援回送

この日は越中舟橋駅で朝から電車を待っていたら駅構内にアナウンスが。

中滑川始発の上り列車が車両故障で運休とのこと。

 

このときは何も気にしていなかったのですが、越中三郷に移動した後すぐに時刻表に載っていない列車がやってきました。


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10041Fの回送列車です。

 

もしかしてこれは救援回送が見られるのではないかと思い、急いで富山駅周辺に戻って朝食を取りホテルをチェックアウト。東新庄へ移動。

 


富山地鉄 4両救援回送 10043+10041 - YouTube

 

しばらくしたら4両編成の回送列車がやってきました。10041Fが故障した10043Fを推進しています。

中滑川からは10041Fが牽引していましたが、上市でスイッチバックするためこのような形に。


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後ろから


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連結部

 

 

上市までの間であれば順光でしたが、時間の関係で断念。しかし、東新庄では交換待ちの時間でいろいろと観察できたので結果的に良かったです。

車両故障なので、事情が事情ですが珍しいものが見られました。

北陸新幹線高架橋建設工事ほぼ定点観測 (福井市高柳町)

福井市高柳町北陸新幹線高架建設工事の写真をまとめました。

○2017年6月24日 @高柳北交差点


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新幹線と道路の併用橋である新九頭竜橋へ向かう交差点です。

まだこの時点では橋脚の設置が始まったばかり。


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交差点南側ではある程度工事が進んでいるようです。

 

 

○2017年10月17日 @高柳交差点

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高柳交差点では、かなり早い段階で交差点をまたぐ橋梁が架けられました。

交差する交通に影響が少ない送り出し工法を採用しています。

 

 

○2017年11月3日 @高柳交差点
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高柳交差点付近から北向きに撮影した高架橋です。

断面からはカントが付いていることがよくわかります。

径の大きくないカーブでもそれなりに大きいカントが付いているのは高速で走行する新幹線ならでは。

 

 

○2018年2月9日 @高柳交差点〜高柳北交差点

2月5日ごろから降り積もった雪が147cmに達した福井市内。五六豪雪以来38年ぶりの大雪だそうです。

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高柳北交差点南側より北を撮影したものです。

道路交通は完全にマヒ。自動車のいない最悪の路面状況の中を徒歩で急ぎます。


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高柳交差点北側より南を撮影したもの。

高架橋上には作業員の姿が見えます。

 


○2018年2月22日 @高柳交差点〜高柳北交差点

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タマホームのあたりから南側を撮影したもの。

雪が溶け、車道は自動車が通行できるようになってきました。ずらりと並んだ橋脚は壮観です。

 

 

○2018年4月17日 @高柳南交差点

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高柳南交差点の上に高架橋をかける工事が行われていました。

写真は送り出しが完了し、降下を控える状況でしょうか。


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手延機との接合部です。

 

 

○2018年6月22日 @高柳交差点〜高柳南交差点

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○2019年3月28日 @高柳北交差点
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上2枚の写真で緑色のシートが見える部分は足場が組まれている箇所です。
この頃になると、橋脚と橋脚の間の短い橋梁の建設が残るのみとなっていました。

 


○2020年1月2日 @高柳南交差点
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高架橋の建設工事も一段落して、車線規制が解除されています。

また、防音壁も以前より高く積まれていることがわかります。

 


○2020年2月23日 @高柳南交差点

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高柳周辺の新幹線高架下の県道268号線では、2020年3月から信号の表示が変更されています。

従来の 青→黄→赤(右折)→黄→赤→青… の表示パターンから、 赤(直進・左折)→黄→赤(右折)→黄→赤→赤(直進・左折)… に変更され、青信号が点灯しなくなりました。

 

 

○2020年6月3日 @高柳交差点
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○2020年10月20日@高柳交差点
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軌道を敷設し、資材運搬車やクレーンを使いながら架線柱の設置を行っています。

写真はありませんが、レールの上を仮設トイレが走っている様子などもありました。

 

 

○2022年5月5日 @高柳交差点

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写真ではなかなかわかりにくいのですが、下り線(敦賀方面行き)側には架線が張られています。

上り線側は奥の方のブラケットがこっちを向いているのでまだ架線が張られていないってわかっていただきたいところ…

橋梁の上で列車番号が変わる臨時列車

鉄道各社で様々な付番方法がある列車番号。旅客への案内上は1本の列車のように案内されていても、途中で列車番号が変わっていることもあったりしてなかなか理解するのが難しいアレです。

大抵の場合、列車番号は駅や信号場で変わるものです。しかし、駅でも信号場でもなく、橋梁の上で列車番号が変わる臨時列車が毎年運行されていました。今回はそんな列車のお話。

 

 

 

北陸で「521」といえば現在進行系の泥沼・521系電車を想像される方が多いことと思いますが、福井には同じ521を名乗る現役の電気機関車が存在します。

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えちぜん鉄道ML521形電気機関車は、京福時代の1949年にテキ521形としてテキ521・テキ522が日立製作所で製造されました。そのままえちぜん鉄道に承継され、ML521形のML521・ML522に改番されました。その際にATS車上子が取り付けられて単行運転が不可能になりました。

現在は2両で専ら除雪に使用されています。

 

出番が無いに越したことは無い除雪車

なかなかスポットが当たらないML521にスポットライトを当てるイベントが、2019年まで毎年春に開催されていました。

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「桜とラッセルを撮ろう!」と題したこの企画は、沿線でも有数の桜の名所である永平寺川橋梁にML521を留め置いて撮影会を行うというものです。

永平寺川橋梁は志比堺駅永平寺口駅の間、永平寺口駅寄りにあります。

 

日中30分ヘッドで普通列車が運行されている勝山永平寺線永平寺口駅は上下列車の離合駅ですから、30分おきにやってくる列車の合間にかなりの余裕があり、営業線上に車両を留め置いて撮影会が行えるという訳です。

 

永平寺口駅から永平寺川橋梁へ出てきて、そのまま永平寺口駅へ折り返すため、永平寺川橋梁の上で列車番号が変わります。


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スタフを見てもバッチリ「永平寺川橋梁」と書かれています。

 

 

という訳で1日に3回も橋梁の上で列車番号が変わる臨時列車のお話でした。

永平寺口駅での待機中にはML521の車内への立ち入りが可能だったり、除雪用MCRの車内にも入れたりして、なかなか楽しいイベントでした。

 

降雪時の出動は始発前が多く、日中に動くのは2018年や2021年のような災害級の豪雪時か試運転のときぐらい。勝山の方だと日中に走ることもあるらしいけれど…
あまり表に出てこないML521を間近に観察できる機会だったので、ここ2年開催されていないのはなんだか寂しい…

アフターコロナにはこのイベントを再開してほしいと願うばかりです。